ウォーミングアップは試合や練習での「怪我の予防」や「100%の力を発揮する」ことを目的としたものです。
ウォーミングアップのやり方は,各スポーツや各学校で代々受け継がれてきたものをやっていることが多いと思います。この「受け継がれてきたもの」というのは効果的であるから受け継がれていると思われますが、まれに明らかに不十分であったり逆に故障を招くようなアップを行っていることがあります。
1度、自分の行っているアップについて考え直すことが良い結果につながるかもしれません。
ウォーミングアップの目的
- 体温を上げる
- 体温が上昇することで体内の血液の循環が良くなり、酸素の供給がスムーズになる。
- また、筋肉の温度を上げることで、乳酸を分解する酵素が活発になる。
- *汗をかくことだけが目的ではないため、無理に厚着をして短時間で大量の汗をかいてもアップとしての効果は少ない。
- 可動域・柔軟性を高める
- 体温が上昇し筋肉の柔軟性が高まったところで、筋肉・関節・腱を伸ばす。
- 筋温の上昇が不十分な状態でこれを行うと逆に筋肉や腱を痛める可能性がある。
- 各スポーツで必要とされる動き作り
- 筋肉の動きと神経のつながりを高め、練習・試合時の反応を良くする。
- 一度心拍数を上げ心肺機能を激しい運動に順応させる
- 筋肉だけでなく心肺機能も急激な運動には対応できない。
- 練習・試合に向けて集中力を高める
- 集中力を高めるだけでなく、緊張感が過度にある場合は体を動かすことで緊張をほぐすことができる。
- 体調の判断
- その日の自分の体調をチェックする。
ウォーミングアップ例
- 体温を上げる
- ランニング(天候・気温・体調などによって1200m~3000m、臨機応変に)
- ウォーク&ダッシュ(歩行100mと5割程度の力のダッシュ100mを繰り返す)
- 縄跳び
- 可動域・柔軟性を高める
- 体操
- ストレッチ(股関節・ハムストリングは特に重要)
- 痛さを感じる前で止める
- だらだら時間をかけて体を冷やさない
- ブラジル体操(ランニング的な動きから入り、徐々に複雑な動きへと移行していく場合は、「体温を上げる」を兼ねることも可能)
- 各スポーツで必要とされる動き作り
- 「各スポーツの基礎動作」の確認)
- 基礎練習(陸上競技なら100~150mの流し、球技ならパス練習やシュート練習などの反復的な動き)