練習メニューを誰が作成すべきか
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- 親カテゴリ: トレーニング前に
- カテゴリ: トレーニング計画を立てる
このページでは「部活・クラブチームなどに所属している」ことを前提として、練習メニューを作成するプロセスについて、
- 指導者が練習メニューを作成する場合
- 競技者が練習メニューを作成する場合
- 競技者と指導者が共同で練習メニューを作成する場合
の3パターン、それぞれの利点・問題点を考えてみたいと思います。指導者が作成しているパターンが一番多いとは思いますが、時には、競技者が練習メニューに関わる機会を設けてみるのも良いかもしれません。
指導者がすべて作成
利点
- 生徒に比べて経験が豊富なため経験を生かした指導ができる。
- 選手自身の判断ではなく、指導者として冷静な判断を基にしたメニューを作成しやすい。(選手が怪我をしている時など)
問題点
- 指導者が競技や練習メニュー作成のための知識を持っている必要がある。
- 選手が無知であれば特に、指導者に影響されやすい。(うまく作用する場合もある)
- 選手が「やらされている」という意識を持つ可能性がある。
- 選手が自分で考えて練習量を調節したり、工夫したりということがやりづらい。
選手がすべて作成
利点
- 選手自らが練習を組み立てるため調子の良し悪しによる調整が可能。
- 練習メニューに責任を持って練習に取り組むことが多い。
問題点
- 選手が競技や練習メニュー作成のための知識を持っている必要がある。
- 妥協しやすく、自分を追い込むような練習を作成しにくい。
- 練習メニューを作成する選手の能力(競技能力だけでなく性格面や人間関係などの面の能力)に左右されやすい。
選手が作成し指導者が添削
利点
- 上記の「選手がすべて作成」「指導者がすべて作成」の利点を取り入れ・問題点を改善しやすい。
問題点
- 指導者と選手の意思の疎通がうまくいかないと形骸化しやすい。
- 両者がコミュニケーションをとる必要があるため比較的手間がかかる。
練習日誌