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障害の治療(内科)

練習量に対して試合結果が芳しくないときや、思うようなプレーができない時、「スランプだ」「やる気がないだけだ」などの一言で終わらせられることが少なくありません。もちろん、「スランプ」「やる気がない」が原因のケースもあると思いますが、最初から精神的な問題だと決め付けてしまうのは危険です。もし、内科的障害に起因する不調であった場合、最悪な場合は死に至ったり、競技に長期的かつ多大な悪影響を与えることがあるからです。

 

オーバートレーニングの徴候
初期≫ 原因不明の競技成績の低下(トレーニング効果の低下)
進むと≫ 無気力、倦怠感、体重減少、睡眠障害(過度の睡眠や眠れない)、集中力の欠如など
他には≫ 起床時の心拍数の変化(増加)、運動時の心拍数の変化(運動後の回復の遅延)、傷の治りが遅い、性欲減少、無月経
さらには≫ うつ病に似た精神異常状態になることもある

→ 引用元 : MIZUNO|MIZUNO TRACK&FIELD コンディショニングアドバイス

「スランプ」「やる気がない」などの状態に陥った場合、その原因を考え、原因が分からなかったときは、ぜひ内科的障害を疑ってほしい。内科的障害対策としてだけでなく、コンディション管理の面でも、定期的に内科医に検査をしてもらうことは有益であると考えます。

障害の種類と対応

内科的スポーツ障害

スポーツ貧血

熱中症

オーバートレーニング

ここで挙げている内容が内科的スポーツ障害のすべてを網羅をしているわけではありません。障害の疑いがある場合は、医者の診断を受けましょう

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内科的障害を予防するために

内科的障害を予防する一つの手段として、血液検査や尿検査があります。最近は、コンディションチェックを目的としたスポーツ選手の利用が増えつつあ り、特に、貧血検査を目的に通院する陸上競技の長距離選手が多いように思います。(「貧血」と一言で言っても、血清鉄や赤血球数、ヘモグロビン量、ヘマト クリット値などの値によって、いくつかのタイプに分けられ、それぞれのタイプにあった処置が必要なため、血液検査により詳細に検査することが望まれます)

下記の表は、血液検査で調査できる項目の一例です。検査項目は、医院(検査会社)によって異なる可能性があります。また、スポーツ選手と一般の方で は各検査項目の「正常とされる値の幅」が変わって来ることがありますので「スポーツ内科」等、スポーツの知識のある医院で検査することをおすすめします。

検査項目例 参考
総ビリルビン 肝臓障害など
直接ビリルビン
総蛋白 肝機能や腎機能の障害で代謝に異常があると変動
AST(GOT 肝臓の異常に敏感に反応する酵素
ALT(GPT)
ALP 骨の新生状態や肝、胆道系疾患で異常値
LD(LDH) 肝臓病、心臓病、血液の病気
γーGT アルコール性肝臓障害
アミラーゼ 急性膵炎、慢性膵炎、膵ガン
CK(CPK) 骨格筋や心筋などに多く含まれるため筋硬塞で高値
中性脂肪 糖尿病、動脈硬化、肝機能障害等
HDLコレステロール 善玉コレステロールといわれ低値の場合は心筋梗塞や脳血栓症などに注意
ナトリウム 血中の濃度のバランスのくずれを調べて体内の障害を診断
クロール
カリウム
カルシウム カルシウム吸収異常、骨疾患、内分泌疾患
無機リン 副甲状腺機能異常、ビタミンD異常症、クル病、骨軟化症、多発性骨髄腫などの疾患
血清鉄 慢性の出血や鉄の供給不足
尿素窒素 肝機能障害、腎不全。腎臓の排泄機能が正常かどうか
クレアチニン
尿酸 痛風の原因となる物質。腎疾患。
白血球数 扁桃炎、肺炎などの感染症や白血病
赤血球数 酸素の運搬能力
ヘモグロビン量 貧血の診断。貧血にもタイプがある
ヘマトクリット値
MCV 赤血球の平均の大きさ
MCH 赤血球1ヶに含まれるヘモグロビン量
MCHC 赤血球に含まれる血色素量の中身の濃さ
血小板数 止血機能

血液検査

ドーピング